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2008年4月26日 (土)

谷村美月、10代で随一の演技派女優

今、映画界で“10代随一の演技派”とひっぱりだこの女優、谷村美月(17)。昨年は4本、今年も「神様のパズル」(三池崇史監督、6月7日公開)のヒロインをはじめ5本に主演、出演する。「自然な演技をするには、普通の生活を送ること」を身上に、気取らず、偉ぶらず、徹底して“普通でいること”にこだわる天才少女の素顔に迫った。

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 3年前、映画業界の「海賊版撲滅キャンペーン」で、上映前に登場した“黒い涙を流す少女”が、今、本編で全国のスクリーンを席巻中だ。

 昨年は「魍魎の匣(もうりょうのはこ)」「かぞくのひけつ」など4作品に主演、出演。今年も、角川春樹プロデューサー(66)と三池崇史監督(47)が初めて組んだ話題作「神様のパズル」をはじめ、5本が公開される。

 「ありがたいですけど、不思議ですよね。以前の方が、女優という意識は強かったと思うんですけど、やるたびに薄れてきました。前まですごく目立ちたがりだったんです。それが、すっかり控えめになりました。今では、女優として扱われるのも嫌いですね。演技に自信もまったくないですから」

 無欲な姿勢と確かな演技力が、製作者側の支持を広げている。昨年12月公開の「茶々-天涯の貴妃」で歴史上有名な千姫を堂々と演じ、今年2月公開の「リアル鬼ごっこ」では、異なる世界を生きる対照的な人格のヒロインを演じ分けた。一作ごとに特異な役柄になりきれる才能。気付いてないのは当人だけ、かもしれない。

 「(多作なのは)偶然、呼んでいただいているだけだと思ってます。私でいいのかな、と思います。作品を選ぶ基準もないです。自分で選んでないですから。事務所が選んで、それをしているだけです。どんな役でも自然に演じたいとは思っているので、日頃から普通の生活をすることだけは守ってますけど」

 「神様のパズル」の最新ポスターで、主演俳優の市原隼人と

 しかし、「神様のパズル」で挑んだのは、宇宙を創ろうとする天才少女、サラカ役。物理学の専門用語を日常的に話し、天才ゆえの孤独に悩む17歳を、果たして“普通の生活”をしながら演じきれたのだろうか。

 「たぶん、難しかったんじゃないでしょうか。いや、けっこう大変でした(笑)。作品のテイストが難しいというより、役が単純に難しくて、それに困った、という感じです。徹夜でセリフを覚えておけば、という役じゃないですから。今は普通の映画を撮り終えた達成感とは違う、何かフッと抜けたような、不思議な感じでいますね」

 当初、サラカ役は、角川氏が「男たちの大和/YAMATO」でブレークさせた蒼井優(22)をイメージ。谷村を「大和に出る前の蒼井と、同じ匂いがする」との理由で抜てきした。角川氏は「彼女のひたむきな演技は、きっと多くの観客に受け入れられるだろう」と、期待以上の好演を評価している。

 「角川さんは、すごくオーラが解き放たれた方でした。芸能人より遙かに存在感がありますよ。私けっこう、誰に会っても驚かないんですけど、久しぶりに驚きました。角川さんの話すことって、一つ一つ、素直に受け入れられるんです。素敵ですよね。あんな人になってみたいです」

 その角川氏から「これから、日本映画の新星として活躍することは間違いない」と保証されたが、「女優のほかにも興味のあることがあるので、それをやりながら、と思っています」とあっさり。“新星”の将来像を描く周囲の大人たちを慌てさせる。

 「今月から高3で、大学に行くことは決めています。時と場合によってコロコロ変わるんですけど、今は、保育士さんの勉強をしてみたいです。よく保育園に行くんですよ、遊びに。保育園のころの友達と今でも仲良しで、休みが合うと、みんなで集まるんです。そのときに保育士さんを見て、いいなと思ったんです。でも、受験票を出す時期には、また違う夢に目覚めていそうですけど」

 0歳児からの友情が続くのも、普通の生活を大事にしているからこそ。色々な夢を見て、さまざまな経験をしながら、“やっぱり女優に”と定まったとき、日本映画はより多彩に広がりそうだ。

★WOWOW初の連続ドラマ「パンドラ」出演中

 谷村の出演ラッシュは映画だけでなく、テレビドラマにも。現在は、WOWOW初の連続ドラマ「パンドラ」(日曜後10・0)に出演中だ。がんの特効薬を発見した医師(三上博史)をめぐるサスペンスで、物語の鍵を握る治験患者、愛美を演じる。「久しぶりに等身大の女の子の役なんで、楽しいです」と言うが、その役柄は「末期がんに冒されながらも、援助交際を装いオヤジたちから奪った金で暮らす少女」というもの。日頃の困難な役柄に比べれば、十分に“等身大”となるようだ。

■谷村美月(たにむら・みつき)

 本名同じ。平成2年6月18日、大阪府生まれ。14年にNHK朝ドラ「まんてん」で女優デビュー。その後、日本テレビ系「14才の母」(18年)、フジテレビ系「わたしたちの教科書」(19年)などに出演。映画も「カナリア」(17年)「檸檬のころ」(19年)などに主演した。1メートル59、B80W56H80、血液型O。

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